波乱の寝台列車に揺られること一晩。朝7時頃、エジプト南部の都市「アスワン」に到着しました。
この記事では、アスワンからさらに南下して向かったエジプト観光のもう一つの目玉、「アブシンベル神殿」への過酷なバス移動と壮大な遺跡の様子をお届けします。
アスワン到着とバスの誤算
アスワン駅に到着後、まずはホテルへ向かって荷物を預けました。
アブシンベルへはバスで向かうのが一般的です。市内からバスターミナルまではローカルな乗り合いバスを利用しました。乗り方が非常に難しかったのですが、たまたま近くにいた現地の人に助けてもらい、適正価格である10ポンドで無事にターミナルへ到着することができました。
しかし、ターミナルのチケットオフィスで長距離バスのチケットを買おうとしたところ、**「今日はミニバスしかない」**と言われてしまいました。 どうやら、この日は金曜日でイスラム教の休日(合同礼拝の日)にあたるため、大型の長距離バスは運休していたようです。
アスワンからアブシンベルへの行き方について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

【2025年版】アスワンからアブシンベル神殿への行き方完全ガイド!バス・ツアー・飛行機を徹底比較
【アスワンからアブシンベル神殿への行き方】を徹底解説!個人旅行に人気のバス(長距離・乗り合い)での行き方や帰り方、安心なツアー、時短できる飛行機まで、各手段の料金や時間を比較。アスワン駅からのアクセスやバスの金曜運休など、旅行前に知りたい現地情報も満載の完全ガイドです。
tomokichidiary.com/posts/howtoget-abusimbel-from-asuwan
過酷なミニバスでの砂漠越え
仕方なく、乗り合いのミニバスで向かうことに。最初は2人で600ポンドとふっかけられましたが、交渉して400ポンドで乗せてもらうことができました。
人が集まるのを待って、朝8時20分頃に出発。しかしこのミニバスの移動が想像以上に過酷でした。
- エアコンなしの車内は、本来11人乗りのハイエースに20人近くが詰め込まれた超過酷な空間。
- 窓を開ければ少しは涼しくなるはずが、外は砂漠の未舗装路。猛烈な砂埃が舞い上がってくるため、窓を開けることすら許されません。
- 周りには何もない砂漠の一本道を、常に時速100kmほどの猛スピードで激走します。
- 激しい揺れに襲われるたび、天井の隙間から砂がパラパラと落ちてくるという、砂漠ならではの(?)洗礼を受けました。
そんなハードな環境でしたが、隣に座っていた現地の人がリンゴやぶどうを分けてくれるという温かい交流もありました。(お腹を壊さないか少し心配でしたが、美味しかったです)。
圧巻のアブシンベル神殿
約3時間半の激走の末、11時40分頃にアブシンベルに到着しました。
バス停から歩いて神殿の入り口へ向かいます。ここでも日本の学生証が威力を発揮し、入場料は半額の455ポンドになりました。
目の前に現れたアブシンベル神殿は、岩山をくり抜いて作られた巨大な遺跡で、正面に鎮座する4体のラムセス2世像は圧倒的な存在感を放っていました。ギザのピラミッドと同じくらい、はるばる時間をかけて見に来る価値がある大迫力の神殿です。
アスワンへの帰り道での足止め
神殿見学を終え、アブシンベル中心部のレストランでコフタとマンゴージュースのランチ(580ポンド)を食べました。
その後、再びバスステーションへ戻りアスワン行きのバスに乗ろうとしたのですが、**「5人集まらないと出発しない」と言われてしまいます。 待てど暮らせど人は集まらず、結局これ以上待つのは無理だと判断し、途中で降りる現地人1人と私たちの計3人で出発してもらうために、私たち2人分で1000ポンド(実質的なチャーター代)**を支払いました。
17時前に出発した帰りのバスも、何度か休憩を挟みながら夜の砂漠を走り抜け、アスワンのホテルに到着したのは夜の21時過ぎでした。
エジプト南部の強烈な暑さと過酷な移動でクタクタになった私たちは、そのままベッドに倒れ込みました。明日は、アスワン市内でこの旅最大の「恐怖のトラブル」に見舞われることになります。
