アスワンでのきつい出来事を引きずったまま、ようやくエジプトを抜けてギリシャへ向かう。気分としては早く国を出たいだけだったんだけど、最後にカイロ空港で長時間止まることになった。
かなり削られた状態でアテネへ入ったものの、街歩きと食事の満足度は高くて、ここでようやく旅のペースを少し取り戻せた。空港での失敗と、到着後に助かったことの両方が残った日だ。
カイロ空港で、入る順番を間違えて11時間つぶす
朝6時、安全をお金で買ってホテルに手配してもらったタクシー(12ドル)に乗り、アスワン空港へ向かう。まずは国内線でカイロ国際空港へ飛んで、そこでアテネ行きの国際線に乗り継ぐ予定だ。
カイロ空港に着いて、ここで大きな失敗をしてしまう。エジプトの空港は入り口で手荷物検査があって、それを抜けるとチェックインカウンターのフロアに出る。「フロア内にはいろいろ店があるだろう」と思い込んで早々に中に入ってしまったんだけど、そこにはチェックインカウンターとトイレ以外、見事に何もなかった。
自分のフライトは8時間後。「買い物をしたいから一度外に出してほしい」と警備員に頼んでも、「一度入ったら出られない」と拒否されてしまう。結局、チェックインが始まるフライト3時間前までの約5時間、食事をとることもできず、手持ちの水だけでただベンチに座って時間をつぶす羽目になった。
ようやくチェックインを済ませて出国審査を抜け、免税エリアのカフェでサンドイッチ(約1,500円)を食べた矢先、今度は「機材遅れで出発が1時間遅延する」とのアナウンス。結果的に、カイロ国際空港で合計11時間も過ごすことになってしまった。
アテネ到着と、交通機関の罠
夜22時半、ようやくアテネ国際空港に到着。空港から市内へはメトロで向かう。自分は何も知らずに「空港〜市内の片道券(9ユーロ)」を買ってしまったけど、数日滞在する旅行者の場合は**「3日間ツーリスト券」を買うのが断然お得**だ。これがあれば、空港からの往復に加えて、市内の公共交通機関が3日間乗り放題になる。

アテネ空港から市内へのアクセス比較。メトロ・バス・タクシーの使い分け
アテネ空港から市内中心部(約33km)へ向かう、メトロ・バス・タクシーの3手段を料金・所要時間・乗り場で比較しました。短期滞在で迷いやすい「速さ重視か、安さ重視か」の使い分けを中心に整理しています。
tomokichidiary.com/posts/airport-access-athens
約40分で市内のアテネ中央駅に着いて、途中のスーパーで水(0.5ユーロ)とチップス(1.7ユーロ)を買ってホステルにチェックイン。ギリシャの街並みは、いわゆる「洗練された西ヨーロッパ」というより少しアジア感があって、落書きも多く、夜は少し治安に気をつける必要がありそうな雰囲気だった。
アクロポリスは混んでたけど、やっぱり見に行く価値があった
翌日は、近くの店でヨーグルトとエスプレッソの朝食を済ませてから、アテネ観光のハイライト「パルテノン神殿(アクロポリス)」へ向かった。
チケットと持ち物の注意点
チケットオフィスで当日券(30ユーロ)を買ったけど、10時半の時点で指定された入場時間は「11時45分」だった。時間を有効に使いたい人は、事前にネットでチケットを買っておくことを強くおすすめする。
また、アクロポリス内は水以外の飲み物が持ち込み禁止。入り口で全て捨てるよう指示される。入り口の目の前にも水を売ってる店があるけど、1Lで5.5ユーロと非常に高い。水は街中のスーパー(1Lで0.31ユーロほど)で事前に買っておこう。
いざ、アクロポリスの内部へ
アテネの街全体に言えることだけど、坂が多くて、遺跡周辺は石畳が非常に滑りやすい。サンダルじゃなく、履き慣れたスニーカーが必須だ。
丘を登り切ると、そこには円形劇場と荘厳なパルテノン神殿がそびえ立ってた。教科書で見た古代ギリシャの歴史を肌で感じられる、素晴らしい絶景だった。
食事で立て直し、最後は丘から街を見下ろす
アクロポリス見学後、少し体調が悪くなったのでホステルで休憩して、お昼ご飯を食べに出かけた。ギリシャ名物の**「スブラキ(串焼き肉)」**が有名な店でポークスブラキを注文。これが驚くほど美味しくて、エジプトでの長旅の疲れが一気に吹き飛んだ。
午後は初代オリンピックの会場を外から見学して、アテネ市内を一望できる「リカヴィトスの丘」へ。登るのはかなりしんどかったけど、そこからの景色は最高だった。
夜は再び街へ繰り出して、今度は**「ギロ(削ぎ切りにした肉をピタパンで包んだもの)」**を食べに行った。ここも人気店で非常に美味しくて、最後にはサービスでデザートまで出してくれた。
遺跡と食事のどっちも強くて、アテネは想像以上に滞在しやすい街だった。次はこの旅の終盤に置いてた、サントリーニ島へ向かう。