バルセロナで最初にやりたかったのは、やっぱりガウディ建築を自分の目で見ることだった。カサ・ミラもサグラダ・ファミリアも、写真で見るより実物のほうがはるかに情報量が多くて、街全体の印象を決める強さがあった。
直線が一切ないカサ・ミラ
この日の朝はまず、昨日入れなかった「カサ・ミラ」のチケットを取って、中に入ってみることに。カサ・ミラは直線が一切なく、すべて曲線でできている。その不思議な構造は、中に入るとより不思議さを感じた。独特な外観はもちろん、内部もいたるところが曲線で構成されてて、ガウディの感性とセンスを感じられる。

ちなみにカサ・ミラは今も一部が実際にアパートとして使われてて、住んでる人もいるらしい。屋上からの景色もとても良くて、高い建物が少ないバルセロナを遠くまで見渡せる。さらには遠くにあの「サグラダ・ファミリア」が見えて、初めて生で見るサグラダ・ファミリアにテンションが上がった。

チュロス・コン・チョコラテ
カサ・ミラを見たあとは朝食へ。この日の朝食はスペイン名物「チュロス・コン・チョコラテ」。サクサクのチュロスをホットチョコレートにディップして食べる、スペインの定番だ。前日に知人から借りてたガイドブックに載ってた「La Pallaresa Xocolateria Xurreria」という店へ。もちろんチュロス・コン・チョコラテを注文。これが非常に美味しくて、この後に続くチュロスブームの先駆けになった。

未完の大建築、サグラダ・ファミリア
さあ、いよいよこの旅のメインと言っても過言ではないサグラダ・ファミリアへ。言わずと知れたガウディの未完の大建築で、着工から140年以上たった今でも建設が続く、巨大で複雑な教会だ。当初は完成まで300年かかるとも言われてたけど、その後の技術の進歩などで、いよいよ2026年に完成予定とのこと。どうしても建設中のサグラダ・ファミリアを見たくて、今回の旅にヨーロッパを選んだ。
実際に間近で見るサグラダ・ファミリアは圧巻そのもの。初期に建設された場所と最近作られた場所で色が大きく違って、その歴史を感じられる。中に入るには事前のオンライン予約が必要で、自分はしてなかったので外から見るだけだったけど、それでも圧倒的なスケールと複雑な彫刻が施された外観に魅了されて、約1時間ほど外から眺めてた。

ついに本場の生ハムと対面
そのあとは昼食に、前日に知人からおすすめされたレストランで生ハムを食べに行く。その道中、バルセロナ凱旋門を見た。直前に本場のエトワール凱旋門を見てるためか見劣りするかと思いきや、そんなことはなく、エトワール凱旋門とはまた違う装飾や雰囲気に見入ってしまった。

そのまま歩いて、オシャレな路地を通った先に、お目当てのレストラン「Casa Lolea」がある。ここで生ハムとパンと赤ワインを注文。初めて食べる本場の生ハムは、日本で食べるものとは一線を画す美味しさだった。朝食が遅かったのであまりお腹は空いてなかったけど、ペロリと平らげた。

地中海の風を浴びる
そのあとは特に予定を決めてなかったので、歩いて地中海を目指す。近づくにつれて街の雰囲気が変わっていって、海岸の街らしさを感じた。

そして地中海沿岸に到着。2月のバルセロナの地中海はかなり風が強くて、パラセーリングをしてる人が何人かいた。

心地よい気温と風のせいで、そこで1時間ほど寝てしまった。海外で外で寝るなんて危ない。何も取られてなくて良かった。そのあとはまたチュロスが食べたくなって、Google Mapで調べた近くの店へ。ここはバルセロナの老舗チョコレート屋さんだったそうで、その名の通りチョコレートがとても美味しかった。こっちのチュロスはもちもちで、朝の店とはまた違う。店によっていろんなチュロスがあって、いいなと思う。

そのあとは知人と再合流することになって、待ち合わせのカタルーニャ広場へ。ここでプチハプニング。ベンチに座って待ってたら、隣にパンを持ったおじさんがやってきて、あろうことかそのパンを鳩にあげ始めた。しかもフランスパン2本分。大量の鳩に囲まれて、しばらく動けなかった。

そのあと知人と合流してガイドブックを返し、お土産を購入。知人はそのままマドリードに帰るとのことだったので、別れを済ませて自分はホテルに戻る。
濃厚なイカ墨パエリア
ホテルに帰ったあとは夜ご飯へ。どこに行くかなかなか決められなかったので、ホテルのフロントの人におすすめのレストランを聞いて、そこに行くことにした。おすすめされたのは「teleferic」という店。

ここはウェルカムドリンクとして「Cava(スペインのスパークリングワイン)」が出てくる。注文したのはイベリコハムのコロッケとイカ墨パエリア、サングリア。さすがおすすめだけあって、とても美味しかった。ただ、イカ墨パエリアはとても濃厚で、全部食べ切るのは少ししんどかった。

食後はホテルに戻って、この日の観光を終えた。バルセロナの美食と芸術に満ちた1日だった。建築と食事と海をまとめて入れたことで、バルセロナの輪郭が一気に掴めた気がする。翌日は高速列車でマドリードへ移動する。